沖縄の特産品として古くから親しまれているちんすこう。ほろほろっとほどける食感と素朴な味わいが人気を集めていますよね。
そんなちんすこうが「体に悪いのでは?」「ラードと砂糖のかたまり」などのよくない噂があるようで…!?実際はどうなのか、成分やカロリーなどと併せて調査してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ちんすこうは体に悪い?
結論から言うと、ちんすこうは体に悪い危険な食べ物ではありません。
沖縄土産で有名な2大ちんすこう、新垣ちんすこうと雪塩ちんすこうの2社の原材料名をそれぞれチェックしてみると
●商品名:ちんすこう(新垣ちんすこう本舗)
●原材料:砂糖、小麦粉、ラード酸化防止剤(V.E)、膨張剤
●商品名:雪塩ちんすこう(株式会社パラダイスプラン)
●原材料:小麦粉、砂糖、ラード(豚肉由来)、ショートニング、雪塩(食塩)、膨張剤
原材料に入っているラードが体に悪そう、カロリーが高そう、という悪いイメージがあるのかもしれません。
ちんすこうはラードと砂糖をたくさん使っているの?
各社のちんすこうにラードや砂糖がどのくらい入っているのか、具体的な量の記載はありませんでした。
ただ、大手料理レシピサイトによると一般的なちんすこうは、ラード:砂糖:小麦粉の割合が1:1:2ということが分かりました。
ちんすこう1個が20gとしたら、ラードと砂糖が全体の半分を占めているという計算になります。一見多いように感じますが、バターやショートニングなどを使ったクッキーとそんなに比率は変わらないのかな、という印象です。
そもそもラードって何?なぜちんすこうにラードを使っているの?
ラードは体に悪い?
結論から言えばラードは体に悪い危険な食べ物ではありません。
ラードは動物性脂肪ですが、サラダ油やオリーブ油などの植物性脂肪の方がヘルシーだと思っている方が多いのですが、むしろ近年の研究では後者の方が生活習慣病になるリスクが高いとされています。
「かつてはコレステロールが動脈硬化や心疾患の原因であるとされ、ラードやバターなどの動物性脂肪はコレステロール値を上げるから悪玉、ゴマ油やオリーブ油などの植物油に含まれるリノール酸はコレステロール値を下げるから善玉というのが定説でしたが、最近は植物油が糖尿病や動脈硬化などを引き起こす可能性が指摘されています」
植物油の製造過程で生成されるトランス脂肪酸については、農林水産省がホームページで「日常生活でとりすぎた場合には生活習慣病になる可能性が高くなる」などと注意を促している。
引用元:https://www.news-postseven.com/archives/20161030_459761.html
植物油の方が健康的というイメージはもう過去のものだったなんて…と管理人も驚きました。
ちんすこうのカロリーは高い?
ちんすこうのカロリーは1個20gで103kcalです。クッキー1枚(11.25g)で48kcal、ビスケット1枚(9.15g)33kcal。
ちんすこうのカロリーはやや高めとなっています。それもそのはず。なぜならラードが入っているからです。
ラードは大さじ1(12g)で113kcal。バターは大さじ1(12g)で89kcal、マーガリンは大さじ1(12g)で91kcalです。
高カロリーなラードが入っているため、ちんすこうはややカロリーが高いですが、濃厚な味わいなので1個で結構満足します。食べ過ぎに注意すれば…問題なし?!ですね。
まとめ
ちんすこうはラードと砂糖が多く入っている為ハイカロリーですが、食べ過ぎなければ体に悪くありません。
長寿大国でもある沖縄の伝統菓子。独特で濃厚な味わいのちんすこうをぜひ安心して食べてみて下さいね。
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