沖縄の名物料理ドゥル天(どぅる天)をご存知でしょうか?
管理人は最初、沖縄の県魚“ぐるくん”に響きが似てる(?)からか魚料理か何かだと思ったのですが、実際は…⁈
というわけで今回はドゥル天とはどんな料理なのか⁈作り方や国際通りで食べられるお店をご紹介します!
読み終わる頃にはきっとドゥル天が食べたくなっているはずです。
ドゥル天とは?どうやって作る?
ドゥル天はカリカリでモチモチ♪食感がたまらない田芋を使った料理!
ドゥル天とは伝統料理“ドゥルワカシー”に衣をつけて揚げたもの。ドゥルワカシーの天ぷらです。
と言っても「そもそもドゥルワカシーって?」と思う人が殆どですよね。ドゥルワカシーは沖縄の名産品である田芋(ターンム)を使った料理。
田芋を煮る様子がまるで泥を煮ているように見えることから「泥沸かし」→「ドゥルワカシー」と呼ばれるようになったそうですよ。
これに衣をつけて揚げたドゥル天は外側はカリッと、中身はもっちりとした絶妙な食感で泡盛などお酒のおつまみにもぴったりなんです!
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ドゥル天の作り方って?
ドゥル天の作り方は要であるドゥルワカシーを作ることから始まります。
蒸した田芋をつぶしたものに細かく刻んだ田芋の茎や、あらかじめさいの目に刻み甘辛く味付けした豚肉、野菜やシイタケ、
かまぼこなどを加え出汁(かつお出汁やラフテーの煮汁を入れたりすることも)や調味料を加え、火にかけながら30分~1時間ほどかけてじっくりと練り上げたものがドゥルワカシー。
これを食べやすい大きさに丸め、170℃~180℃くらいに熱した油で揚げたらドゥル天の完成!しっかりと味がついているため何もつけずに食べられます。
かなり手間のかかる料理ではありますが、あつあつの出来立ては格別の美味しさです。
▼instagram ドゥルワカシーの写真
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国際通りにあるドゥル天を美味しく食べられる店をご紹介♪
おばぁが作るどぅる天が絶品!「島酒と肴(しまぁとあて)」
国際通りにの屋台村にある「島酒と肴」。沖縄では泡盛(島酒)を「しまぁ」と呼び、酒の肴(おつまみ)=アテと呼ぶことから、「しまぁとあて」なのだそう。
泡盛マイスターがいるこちらのお店には140~150種もの泡盛がずらりと並びます。好みの味を伝えておススメの泡盛を選んでもらうのも楽しそう!
お昼から営業しているので昼呑みもできちゃいます。観光客だけでなく地元の常連さんにも愛されているお店なんですよ。
そんなお店の名物料理のひとつがスタッフであるおばぁが手間暇かけて作るどぅる天。今まで食べたドゥル天のなかで一番美味しい!という声もあるほど。
ぜひお店で揚げたてを味わってみてくださいね。
他にもお店の看板メニューとも言える、秘伝ダレにつけて食べるもずくも一風変わっていておすすめですよ~!
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▼ お店の詳細
店名 | 島酒と肴 |
住所 | 沖縄県那覇市牧志3-11-16 |
営業時間 | 11:00~25:00(年中無休) |
電話番号 | 080-4319-0013 |
もっと知りたい!田芋にまつわる話
ドゥル天とドゥルワカシーの歴史
ドゥルワカシーは琉球王朝時代からお正月やお盆などのお祝い事に出されるごちそうでした。田芋は親芋の周りに子芋がたくさんできることから、子孫繁栄を象徴するおめでたい食材とされているんです。
そんな歴史ある料理ゆえ、沖縄の60代以上の年代の人ならば誰もが知っている料理なのですが、作るのには手間がかかることから昨今の若い人は知らない人も増えているそう。
ドゥル天の発祥は「うりずん」というお店だと言われており、お店で余りがちだったドゥルワカシーをまかないで揚げて食べていたものをあるときお客さんに提供したところ美味しいと評判になったのだそう。
今では沖縄各地にドゥル天を食べられるお店がありますよ。形こそ変われど、伝統料理を守っていきたいですね。
▼instagram 田芋の写真
美味!田芋スイーツ
田芋はねっとり感が強く煮っころがしには向いていません。意外かもしれませんが田芋パイや田芋チーズケーキなどスイーツと相性抜群なんですよ!
管理人は田芋パイが大好き。ひょっとしたら紅芋タルトより好きかもというくらいに…ねっとりした芋あんとサクサクのパイ生地のコラボレーションはたまりません~。
沖縄以外ではまず見かけないレアな商品でもあります。
▼instagram 田芋スイーツの写真
ドゥル天(どぅる天)とは?まとめ
いかがでしたか?ドゥル天とはドゥルワカシーの天ぷらのこと。お酒にもよく合う…というところが沖縄らしいですよね(笑)
ゴーヤチャンプルーのように全国的な知名度はありませんがもっちり感がクセになる料理です!沖縄へ行った際はぜひ食べてみてくださいね。
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